たいない自然学校は任意団体です
技術や文化の継承
地元の方を講師としてお招きし、山菜を使った料理や
ものづくりの技術を伝える機会を提供します。また、
生活を共にする農泊もおこないます。
また、日本人が培ってきた生活の知恵を後世に伝える
ため、異年齢の方との交流の場を作りたいと考えます。
農業
自分が食べるものを自分が作る。これは人間が農耕
技術を習得したときから当たり前におこなわれてきました。
しかし、近代の産業革命以降、分業化が進み、農業もま
た貨幣経済の一部に組み込まれ、一部の人がおこなうも
のになってしまいました。たいない自然学校では、生業も
しくは生活の一部としての農業を見直すきっかけを提供し
たいとの思いで農業体験をおこなっています。
また、農業体験は食育の一環としても大切です。人間
は食べ物を食べている限り自然の一員であり、そこから
逸脱することはできません。食べ物を作る体験をすること
で命のつながりを知り、命の大切さを知ってもらいたいと
考えています。
自然体験
自然は、実に多くのことを教えてくれます。生き物や
自然物の観察をすることで、自然環境の大切さやもろさ、
命のつながりなどを、体験を通して知ることができます。
また、キャンプなどの生活体験を通して、生きる力が育
まれ、社会性、協調性なども身につきます。
様々な活動を通して、体験してくれた人たちが何かを
得て、それを持ち帰り、日常の生活を見直してほしい。
そう考えて活動をおこなっています。
たいない自然学校は、自然体験型の環境教育をおこなう
事業所です。胎内市の中央に位置する、日本一小さい山脈
といわれる櫛形山脈のふもとにあります。
昨今、様々な環境問題や社会問題がおこっています。
環境問題に関しては、その多くが人間活動が原因とされて
おり、まったなしの現状は広く認識されつつあります。
それに対して、自然体験活動が果たす役割は小さくあり
ません。大いなる自然に、直接的・間接的に触れることで、
個人が考え行動するきっかけを提供するとともに、心身の
健全育成によい影響を与えます。
それはまた、多くの社会問題の解決のきっかけになること
でしょう。